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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年04月26日
英国気候変動委員会、国際航空および船舶からの排出に関する提言書を作成
(英国気候変動委員会より)
英国気候変動委員会は4月5日、カーボン・バジェット(炭素削減計画)に国際航空および船舶からの排出を含めるアプローチを正式化するべきとの提言書をまとめた。
2008年に英国気候変動法が成立した際、国際航空および船舶からの排出は、カーボン・バジェットおよび2050年の排出削減目標からは除外され、含めるかどうかの決定は、2012年に持ち越された。
一方で、委員会と政府は、一定の法解釈に基づき、国際航空および船舶からの排出を、2050年の排出削減目標に含めるものとして行動してきた。しかし、新たな政府が、同様の解釈をしないリスクもある。こうしたリスクを緩和するため、委員会は、既存のアプローチを正式化し、将来にわたり継続して行うことを明確に示すべきと提言している。
委員会は、新たなアプローチを実施するにあたり、国際航空からの排出分として、EUの排出権取引制度(EU ETS)における英国の割当量に基づき、1年あたり3,100万トン(二酸化炭素換算)を現行のバジェットに上乗せするべきと提言している。
さらに、国際船舶からの排出分として、国際海事機関(IMO)によって採択されたエネルギー効率設計指標(EEDI)を反映した英国の排出量予測に基づき、1年あたりおよそ900万トン(二酸化炭素換算)を追加するべきとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120426_1.html
英国気候変動委員会、国際航空および船舶からの排出に関する提言書を作成