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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月07日
研究報告:二酸化炭素濃度の上昇が温暖化の原因に
カテゴリー:気候
(オレゴン州立大学より)
米国オレゴン州、コーバリス発―米国オレゴン州立大学は4月4日、同大学の科学者らが発表した新たな研究で、二酸化炭素(CO2)濃度の上昇が温暖化の多くを引き起こした有力な証拠を示したと伝えた。
長い間、多くの科学者らがCO2濃度の上昇と最終氷期を終わらせた温暖化に何らかの関連があったのではないかと考えてきたが、地質記録からCO2と温暖化の明白な因果関係を確立することは依然として困難なままだった。
オレゴン州立大学の博士課程の学生としてこの研究の多くを行った主執筆者のJeremy Shakun氏は、CO2の役割を把握するための鍵は、最終氷期末の世界平均気温の変化を再現することであると述べた。これは、南極の気温をCO2濃度と比較させただけの従来の取り組みとは著しく異なる。
「南極の気温を調べるだけではなく、地球規模で気温を再現すれば、CO2の変化が地球温暖化の多くをわずかに先行したことが明らかになるだろう。そしてこれは、地球の温室効果ガスの影響が地球の気温上昇と最終氷期の終焉に重要な役割を担ったことを意味する」と同氏は述べている。
今の問題は、氷河期がない時代に人間による二酸化炭素がどのように地球に影響を及ぼすのかということだという。
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研究報告:二酸化炭素濃度の上昇が温暖化の原因に