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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月09日
休閑地、バイオエネルギー生産拡大による生態学的リスクを和らげる
(ヘルムホルツ環境研究センターより)
ドイツ、ライプチヒ発―ドイツのヘルムホルツ環境研究センターは4月23日、イェーナのフリードリヒ・シラー大学(ドイツ)とヘルムホルツ環境研究センターの科学者によるバイオエネルギー生産拡大の生態学的リスクを和らげる方法に関する研究が『Global Change Biology Bioenergy』誌に掲載されたことをウェブサイトで発表した。
バイオエネルギーの拡大は、農業地帯の生物多様性の問題につながるという。しかし論文によると、自然状態に近い土地の保全といった種々の付随的行動により、この影響を部分的に減らすことが可能とのこと。
ここで特に重要なのは休閑地であるという。少なくとも、農作物への全体的な需要増加のため、欧州連合(EU)全体で休耕補償が2009年に廃止されて以降、集中的な農業生産のために休閑地はかなり減り、再利用されている。しかし生態学的には、土地が部分的にでも今後も農業使用を避け、休閑地や畑のゆとり分として保護されるならば、もっと大きな意味を持つだろうとのこと。
「こういった土地は自然保全や気候保護にとって価値が高いだけではない。バイオエネルギーの拡大による意図せざる副作用を和らげ、外的なコストを防ぐ助けもできる」とヘルムホルツ環境研究センターのKarin Frank教授は述べる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120509_1.html
休閑地、バイオエネルギー生産拡大による生態学的リスクを和らげる