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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月11日
10億年前からの自然の電池、エネルギーを貯めるカギを握る
(コンコーディア大学より)
米国コンコーディア大学は4月17日付けリリースで、酵素が電池のようにエネルギーを貯蔵する時間の長さを、数秒から数時間へ延長できることを示す新しい研究について述べた。同研究は米国化学会誌で発表された。
同大学のラズロ・カルマン準教授は、物理学部の同僚と大学院生のSasmit Deshmukh氏とKai Tang氏と共に、太陽エネルギーの貯留で重要な細菌中で発見された酵素について研究している。光によって、酵素中で電荷分離が誘発され、電池のように、片端がマイナス電気、もう片方がプラス電気を帯びるようになる。
カルマン氏によると、自然界では、作られたエネルギーがすぐに使われるが、その電位を貯蔵するために、カルマン氏ら研究者チームは、長時間、酵素を電荷分離した状態にする方法を発見しなければならなかった。そして、異なる分子を追加することで、酵素の形状が変化し、電位の寿命を延長させることに成功した。
また、カルマン氏は、研究者たちが注目している理由として、こうした古来からの自然のシステムは、カーボン・ニュートラルで、太陽や二酸化炭素や水など、豊富にある資源を使用するからであると述べた。
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10億年前からの自然の電池、エネルギーを貯めるカギを握る