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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月21日
国連報告書:太平洋諸島の水問題、気候変動で深刻化
(国連より)
国連は4月23日、同日付けで発行された国連環境計画(UNEP)の報告書によると、気候変動は太平洋諸島、特に、水の需要を季節的降雨に依存している小さい島々の水問題を悪化させることがわかったと伝えた。
「水資源に関して同地域が直面している問題は、非常に大きく、多くの島では人的資源、金融・経営資源はもとより、水資源が限られている」「人間の基本的ニーズを満たし、持続可能な発展を支援するためには水利用効率を向上させることが不可欠である」国連環境計画・アジア太平洋地域局長のPark Young-Woo博士はこのように述べている。
報告書「太平洋諸島 脅かされている水」(Freshwater under Threat – Pacific Islands)によれば、太平洋諸島はどこも天水農業にほぼ完全に依存しているため経済と生活が危機にさらされているという。またこの地域の5歳未満の子どもの死因のほぼ10%が、水に関連したものであり、90%が劣悪な下水道処理システムに端を発しているという。
多くの太平洋諸国における上下水道の提供は現在、国連ミレニアム開発目標(MDGs)でうたわれた目標には程遠い。国連環境計画によれば、こうした問題にはそれぞれの島の複雑な地理的・社会経済的制約を考慮に入れた革新的な手法と要望に合った解決策が必要になるという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120521_1.html
国連報告書:太平洋諸島の水問題、気候変動で深刻化