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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月24日
FAO、タンザニアにおける炭素蓄積量のモニタリングを支援
(国連食糧農業機関より)
イタリア、ローマ発-国連食糧農業機関(FAO) は、タンザニアの森林と森林土壌にどれだけの炭素が蓄積されているかを測定する支援を行っている。森林土壌は大量の炭素を蓄積している。森林伐採や森林劣化、森林管理慣行の変化は、土壌炭素の大気への放出につながり、気候変動の一因となっている。このため、土壌炭素蓄積量に関する信頼性のある算定が重要となっている。
タンザニアにおける土壌調査プロジェクトの内容は5月16日、ドイツ・ボンで開催されている国連気候変動会議で発表された。同プロジェクトは、タンザニアとフィンランドの資金により、タンザニア政府とFAOが実施。16の現地調査チームが、この2年間に国内3,400カ所からデータを収集。収集された土壌サンプルの結果は、土壌炭素蓄積量の変化を予測するコンピューターモデルに使用される。
「土壌炭素モデルは、広く利用されており、現在、欧州・米国・カナダ・日本において、土壌炭素のモニタリングおよび温室効果ガスの報告に使用されている。タンザニアの土壌調査データは、動態的な土壌炭素モデルの検証と修正を可能にし、途上国における土壌炭素のモニタリングに使用できる」と、同プロジェクトに参加するフィンランド森林研究所のRaisa Makipaa氏は話している。
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FAO、タンザニアにおける炭素蓄積量のモニタリングを支援