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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月29日
米、欧、豪の機関投資家グループ、シェールガス採掘の改善を求める
(ENSより)
米国、マサチューセッツ州ボストン発―Environment News Service(ENS)の5月17日付の記事によると、運用資産合計が1兆ドル近くに達する米国、欧州、オーストラリアの機関投資家グループが、シェール岩(頁岩)から天然ガスを採取する際の水圧破砕法、いわゆるフラッキング(fracking)、の望ましい実施方法を示して改善を求めている。
フラッキングは、化学物質、砂、水の混合物を地下のシェール層に高圧で注入し、割れ目を作ってガスを採取する方法。現在、シェールガスのフラッキングを行う会社は、規制の不確実性に加え、大気、土壌、地下水の汚染による健康・環境問題を懸念する声に直面している。
2011年12月には、この機関投資家グループの一部がフラッキングのリスク開示に関する手引書を発表しており、リスクの透明性、有害化学物質の削減・開示、モニタリングによる水質保全、排水の汚染防止など12の項目について指針を示している。
ボストン・コモン・アセットマネジメントのスティーブン・ヘイム氏は、「私たちの投資は、より良い業務を行っている会社に向けられる。企業が何をしているかについてもっと情報が必要であり、この指針は投資に際して知るべき事実を明確にしている」と語る。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120529_1.html
米、欧、豪の機関投資家グループ、シェールガス採掘の改善を求める