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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年05月31日
2011年の世界のCO2排出量、過去最高を記録
(国際エネルギー機関より)
国際エネルギー機関(IEA)は5月24日、化石燃料の燃焼に伴う世界の二酸化炭素(CO2)排出量が、2011年は316億トンとなり、過去最高を記録したと発表した。前年比3.2%増で10億トン増加したことになる。エネルギー関連のCO2排出量の内訳は、石炭が45%、石油が35%、天然ガスが20%だった。
2011年は、非OECD諸国におけるCO2排出が6.1%増加したが、OECD諸国における排出が0.6%減少し、わずかに相殺された。中国は前年比9.3%増で、7億2,000万トン増加しており、世界の排出量増加に最も寄与している。インドの排出量は、前年比8.7%増の1億4,000万トン増加しており、ロシアを抜き、中国、米国、欧州連合(EU)に次ぐ世界第4位となっている。
米国の排出量は、前年比1.7%の減少。発電所で石炭から天然ガスへの燃料転換が進んでいることと、記録的な暖冬が主な原因とみられる。EUは前年比1.9%の減少。経済成長の低迷による工業生産の減少、暖冬による暖房需要の減少が原因とみられる。これに対し、日本の排出量は前年比2.4%の増加。原子力発電所の事故を受け、化石燃料の利用が大幅に増加したことが原因とみられる。
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2011年の世界のCO2排出量、過去最高を記録