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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年06月14日
米DOE、レアアースなどの重要原料の研究開発拠点に1億2,000万ドルを投入
(米国エネルギー省より)
米国エネルギー省(DOE)のスティーブン・チュー長官は5月31日、レアアースなどの重要原料の研究開発拠点となる「エネルギー・イノベーション・ハブ」(Energy Innovation Hub)を創設する計画を発表した。これは、蓄電池やエネルギー貯蔵技術のエネルギー・イノベーション・ハブに続く5件目のもの。今後5年間に1億2,000万ドルを投入して、重要原料のライフサイクル全体における課題の特定と解決を目指す。
レアアースなどの重要原料は、磁性や触媒性、発光性など化学的・物理的に特異な性質を持ち、さまざまなエネルギー技術にとって欠かせないものとなっている。しかしながら、供給面でのリスクも抱えている。今回の重要原料に関するエネルギー・イノベーション・ハブは、2012年度に2,000万ドルの資金を得て、電気自動車や風力タービン、高効率の照明などの分野で研究を行う。
この研究開発拠点は、重要原料への米国の依存度を減らし、国内のエネルギー技術の展開が将来の原料供給不足で阻害されないことを目的にしており、重要原料の選鉱、製造、代替物質、有効利用、使用後のリサイクルを含む全サイクルにわたる課題に取り組む。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120614_1.html
米DOE、レアアースなどの重要原料の研究開発拠点に1億2,000万ドルを投入