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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2012年07月20日
摂氏2度の気温上昇、海水面の上昇に大きく影響
カテゴリー:気候
(ポツダム気候影響研究所より)
ドイツのポツダム気候影響研究所(Potsdam Institute for Climate Impact Research)は6月24日、地球温暖化が続く場合、世界の海水面が今後数世紀で数メートル上昇することが予測されるとの研究結果を発表した。この研究は『Nature Climate Change』誌に掲載されているもの。
研究によると、摂氏2度の地球温暖化でも、世界の平均海水面の上昇は続き、2300年までに現在の水準よりも1.5メートルから4メートル(もっとも有力な推定では2.7メートル)上昇する可能性があるとのこと。
「海水面の上昇を数値で表すことは困難であるにもかかわらず、それは気候変動の重大なリスクだ。世界の氷と水塊の地球温暖化への反応には長い時間がかかるため、今日の排出は、今後数世紀の海水面を決定する」とこの論文の主執筆者のMichiel Schaeffer氏は述べる。
研究ではまた、温室効果ガス排出削減の効果についても証明したとのこと。地球温暖化を摂氏1.5度以下に抑え、その後も気温が低下する場合、2300年までに海水面上昇を「2度のシナリオ」と比較して、半減させることができるという。また気温を3度上昇させれば、2メートルから5メートル(もっとも有力な推定では3.5メートル)の海水面上昇が予測されるとのこと。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2012/20120720_1.html
摂氏2度の気温上昇、海水面の上昇に大きく影響