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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年11月07日
英国環境省、気候変動法案を強化
(英国環境省より)
英国ロンドン発―英国のヒラリー・ベン環境相は10月29日、3ヶ月にわたるパブリックコメントと3つの議会委員会による事前審議の結果、3月に作成した気候変動法案の内容をさらに強化し、効果的で透明性の高いものに修正したと発表。
同法案は当初、2020年までに温室効果ガス排出量を90年比 26~32%削減し、2050年までに60%以上削減するという目標を打ち出し、「炭素予算」という新しいシステムを最低15年間設置し、「気候変動委員会」という独立機関を新設することが義務付けられていた。今回の修正により、「気候変動委員会」は、削減目標の強化の必要性についての報告書を作成し、国際航空・海運から排出される温室効果ガスが削減目標に及ぼす影響についても検討するなどが定められた。
ベン環境相は、「気候変動対策を早急に強化しなければならない」と訴え、「今回改善された法案は、英国を低炭素経済へと移行させる画期的な青写真である。国内では排出削減目標に法的拘束力を与え、国際交渉の場では私たちに強い影響力を与えてくれるだろう」と述べた。
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英国環境省、気候変動法案を強化